ワインのエチケット

エチケットとは『礼儀・作法』。一般的にはこうなのですが。
ワイン界においてはボトルに貼られているラベルのことをエチケットと呼んでいます。

はい、きたウンチク。
と思わないでお願いします。m(_ _)m

今回、お伝えしたいのは難解なようなエチケットの読み方についてです。
なぜそんなことを知らねばならん?


それは美味しいワインに出逢うための最短ルートだからです。
ご自身でワインを選ばれる時にも、ソムリエや酒販店店員にチョイスしてもらう時にも、これを知っているだけでクリーンヒットぉ!な一本に出逢える確率がダーン!と上がります!

それにはエチケットには必ず書かれている情報には3つの要素があるということを覚えておくだけ!
①生産者
②ワイン名
③生産年

それぞれ少しだけ説明させていただくと、
①生産者、酒造所、ワイナリー、メーカー、ワイン農家の名前。
生産者は土地に根差してワインを作っているので、生産者が判るということはおのずと生産地が決まってきます。ということは生産地までを覚える必要がないことがわかりますね♪

②ワイン名、銘柄。キリンさんの一番搾り、カルビーのかっぱえびせんにあたります。

③生産年、いつ収穫したブドウで造ったのかを表しています。瓶に詰めた日や出荷した日ではありません。だいたい2005、2010などと4桁の数字で書かれた数字がそれです。

以上の3つの要素が組み合わさることで、数限りないワインの中から特定の1種類を特定することができる構造になっています。


こちらのワインのエチケット・・・すみません、ちとちんまいですね。
上から順に
Sauvignon 2018
Vin de France
Chez Charles
Noella Morantin
と書かれています。

③生産年は数字なので2018年産だとわかりますが、
どれが①生産者で、どれが②ワイン名なのでしょうか?

これは実はSauvignonという名前のブドウがあり、Vin de Franceとはフランス産ですという意味を知っていて、Noella Morantinという造り手がいるという知識がないとわかりません。

は?けっきょく知ってんと分からんやし‼

よ~くわかります、そのお気持ち。
ワインが難しいと思われるのは、まさにこういう例外だらけ?ルール無視?があるからですね。

気に入ったワインの産地やブドウ品種、生産者の名前を覚えておくことに越したことはありませんが、要素が多すぎて大変です。

なので前回のブログでもお伝えしましたとおり、
結論は『スマホにエチケットの写真を保存しておきましょう!』なのです♪


酒販店店員やソムリエ、ワインに愛情のあるスタッフならば、
写真を見せた時に、同じものが用意できないとしても『当たらずとも遠からず』以上か『クリーンヒットぉ!』な1本を案内してくれることと思います。

ご自身で選べなくって全然いいんです!
酒販店店員やソムリエは、お客様の代わりに最適なワインをご案内するために存在します。
困った時は遠慮なくご相談ください。
 しゅう